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ひとくちをつくる03 / 06

誰に見せるかを、もう一度考えた。

自分の記録と、人に見せる記録。友達限定の共有へ変更する中で、決め直したこと。

振り返る時期:2026年9月21日からの共有方針の見直し

ひとくちの開発では、一度つくった共有の仕組みを見直しています。9月21日、通常の投稿を全登録ユーザーへ公開する方式から、申請を承認した友達にだけ共有する方式へ変更しました。1.0.1に向けて進めている、大きな変更の一つです。

この変更を振り返ると、表示する相手を絞るだけの作業ではありませんでした。友達になる前には何が見えるのか。申請中はどうするのか。友達でなくなったとき、共有していた記録はどうなるのか。一つの方針を変えると、その前後の使い方も決め直すことになります。

記録は、まず自分のものとして。

変更後の形では、記録と「食べたい」は初期状態で自分だけのものです。アカウントを登録したり、友達を追加したりしただけで、手元の記録が共有されることはありません。その中から、人に見せるものを選びます。

自分が覚えておきたいことと、人に伝えたいことを、別々に扱う。初期に用意した「誰から聞いたか」という個人メモにも通じる整理です。記録のために書いた内容を、そのまま全部共有する前提にはしない。画面のボタンだけでなく、保存や公開範囲の扱いにも、この区別を持たせました。

記録と共有を分けて考える

  1. 01

    自分に残す

    記録も「食べたい」も、まず自分だけ。

  2. 02

    互いに確認する

    友達申請を送り、相手が承認する。

  3. 03

    選んで見せる

    共有した記録を、承認済みの友達へ。

1.0.1で準備している共有の考え方。友達になるだけで、端末内の記録すべてが共有されるわけではありません。

つながるときと、離れるとき。

友達追加は、IDやQRコード、招待リンクから相手を確認し、申請して承認してもらう流れにしました。お互いが申請していた場合にも、自動的に友達にはしません。相手を確認して承認する操作を残しています。

追加と同じように、解除についても決める必要があります。友達を解除したら、その相手は共有していた投稿を新たに取得できなくなる。自分だけの状態へ戻した投稿も、友達が再取得できないようにする。ただし、すでに相手が取得した画像やスクリーンショットまで回収できるわけではありません。共有範囲を変えたときにできることにも、限りがあります。

以前のフォロー関係も、そのまま友達関係へ置き換えることはしませんでした。仕組みの名前が変わるだけなら移し替えられそうですが、今回は相手の承認が必要な関係に変わっています。新しい使い方に合わせて、本人同士が申請と承認を行う形にしました。

方針を、操作の端まで届ける。

AIとの作業では、画面を作ることに加えて、申請前、申請中、承認後、解除後に何が見えるかを分けて確認していきました。「友達だけ」という短い説明を、いくつもの状態に置き換えて考える作業です。なお、運営による確認の仕組みは残しており、運営からも見えない仕組みという意味ではありません。

そして、仕組みを確認したあとにも、実際の画面で問題が見つかりました。友達解除のボタンを押すと、相手のプロフィールへ移動してしまう。これは後の回で書きますが、決めた方針が、指で触れる操作として成立しているかは別に確かめなければいけませんでした。

共有範囲を見直した記録を読み返すと、「誰に見せるか」はアプリ全体に関わる問いだったとわかります。入口、申請、投稿、解除。それぞれの場面で同じ考え方が通るようにするところまでが、この変更でした。

Takuto / Slothful Studio

開発記録とAIとの相談履歴をもとに、制作の過程を振り返っています。